小児整形:成長痛(オスグッド/シーバー)
小学生〜中学生の成長痛(オスグッド・シーバー)| 親御さんがまず知っておくべきこと
成長痛とは?
成長期は、骨がぐんぐん伸びる一方で、
この負担が膝やかかとに集まり、
痛みは「怪我」ではなく身体の成長に伴うものです。
しかし、正しいケアがないと長期化し、部活・体育・
——————————
よく見られる2つの疾患
① オスグッド病(膝下)
大腿四頭筋の強い牽引により、膝下の骨が突出・圧痛が出ます。
→ サッカー、バレー、バスケットに多い
② シーバー病(踵)
アキレス腱の牽引により、踵骨の後方が痛くなります。
→ サッカー、陸上、体操に多い
——————————
「放置すれば治る」は誤解
成長とともに痛みが軽減することもありますが、
・痛みで動けない
・1〜2年にわたって反復
・運動意欲低下
という悪循環を招くケースが非常に多いです。
——————————
当院が重視する考え(保護者向け)
成長痛は痛い部分だけの問題ではありません。
・筋力バランス(太もも・ふくらはぎ)
・姿勢・体幹の安定性
・走り方・ジャンプの癖
・練習環境と回復時間
全身の状態を評価し、根本原因を探ります。
——————————
当院でのリハビリ
1)柔軟性の回復
・大腿四頭筋ストレッチ
・ハムストリング柔軟
・アキレス腱伸長
2)姿勢・体幹の安定
・片脚立位
・骨盤のコントロール
・しゃがみ込み姿勢
3)スポーツ活動の調整
「完全安静」ではなくジャンプ・ダッシュ・方向転換を個別に調整します。
——————————
受診の目安
・2週間以上痛みが続く
・歩行や階段で痛む
・部活に復帰できない
・片脚ジャンプで痛い
痛みが続く場合はご相談ください。
電話番号: 03-3712-1054
かわぐち整形外科
※効果には個人差があり、

