小児整形|学芸大学|整形外科|かわぐち整形外科

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小児整形

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小児整形について

当科ではお子様の疾患に特に注力しています。軽度の捻挫と思われる状態でも、後に(2〜4年後)後遺障害になることがあります。特によく見られる症状は、靭帯損傷と骨端線損傷です。

靭帯損傷は、関節の靭帯が外部のストレスによって部分的に断裂したり緩んだりする状態です。早期に診断されて固定処置が行われれば、痛みが早く引き、日常生活も改善します。しかし、固定しない場合、靭帯は修復されずそのままの状態となります。また、後遺障害として、靭帯から剥がれた軟骨部分が数年後に骨化し、関節内で挟まれて疼痛の原因となることもあります。また、修復されなかった靭帯は再度損傷を起こしやすくなります。最適な治療のタイミングは1〜3週間です。

骨端線損傷も、小児の骨折でよく起こる状態です。成長期には、関節部に骨端成長軟骨板と呼ばれる柔らかい組織が存在し、脆弱です。突き指などのストレスによりすぐに損傷します。早めの固定が重要ですが、放置すると成長の過剰や成長障害を引き起こすこともあります。ほとんどの場合、保存療法(ギプス固定など)で治癒しますが、早めの処置が肝心です。当院では高性能のX-Pによって鮮明な画像解析を行っています。また、側弯や脚長差不当(脚の長さの違い)に対する対応も経験豊富です。

お子様の骨折や打撲、捻挫など

お子様の骨折や打撲、捻挫など

子どもに特有の疾患は、一般整形外科ではなく、小児整形外科に詳しい専門医が診療したほうが好ましいケースが多くあります。
お子様が骨折や打撲、捻挫などのけがを負ったときをはじめ、O脚・X脚、先天性股関節脱臼、オスグッド病など整形外科領域の疾患がみられましたら、また何か体で気になることが出てきましたら、何でもお気軽にご相談ください。

小児整形でよくみられる疾患

  • O脚
  • X脚
  • 先天性内反足
  • 先天性股関節脱臼
  • 側弯症
  • 手ペルテス病
  • オスグッド病
  • 成長痛
  • 若木骨折
  • 骨腫瘍
  • 二分脊椎
  • 手足の指の変形
  • 成長痛
  • 斜頚

子どもの場合、骨折などが見逃されると成長障害をきたすことがあります。またレントゲンで偶然の骨の腫瘍が見つかることも珍しくありません。お子様が理由もなく足などを痛がる場合には遠慮なくご相談ください。被爆のないエコー検査も最大限利用して診断します。